院長

ザイゴマインプラント(頬骨インプラント)について

投稿日:2020年2月13日 更新日:

東京都練馬区(江古田)にある、おざわインプラントクリニック(歯科・口腔外科、耳鼻咽喉科)です

ザイゴマインプラント(頬骨インプラント)について解説します

ザイゴマインプラントは、ザイゴマ(頬骨=ほっぺたの骨)にインプラントを埋入する治療法です。
基本的にオールオン4と同じく骨移植はしませんし、即時負荷(即時荷重)ですので手術した日から食事をすることができます。手術は一回のみ。このザイゴマインプラントを行なう必要のある患者様は、上顎の臼歯部(奥歯)の骨が極度にやせている方です。

ザイゴマインプラントは、ザイゴマ(頬骨=ほっぺたの骨)にインプラントを埋入する治療法です。
基本的にオールオン4と同じく骨移植はしませんし、即時負荷(即時荷重)ですので手術した日から食事をすることができます。手術は一回のみ。このザイゴマインプラントを行なう必要のある患者様は、上顎の臼歯部(奥歯)の骨が極度にやせている方です。

上顎洞の広がりが前歯部方向に拡大しているレントゲン画像

図のようにゾーンIの前歯部とゾーンIIの小臼歯部に骨が無いとオールオン4はできません

つまり、ゾーンIの前歯部とゾーンIIの小臼歯部にインプラントが4本立てられなければオールオン4はできないわけです

ゾーン別のインプラント治療の使い分け(治療法選択)

ゾーンI, II, III 全てに骨がある場合:インプラントをまっすぐに6〜8本埋入

ゾーンI, II に骨がある場合:オールオン4

ゾーンI のみに骨が残存している場合:前歯部にまっすぐ2本〜インプラント、臼歯部にザイゴマインプラント2本(オールオン4ザイゴマ)

ゾーンI, II, III 全てに骨が無い場合:4本のザイゴマインプラント(フォーザイゴマ)

ザイゴマインプラント(頬骨インプラント)まとめ

ザイゴマインプラントの特徴は

ザイゴマインプラントは小臼歯部と大臼歯部に骨が無い方、上顎全ての部位(前歯部も含めて)に骨量が無い方のための治療法です

1:手術したその日に歯が入り、食事ができます(即時荷重)

2:見た目も、しゃべることも即日回復できます

3:手術は基本的に1回のみです

・サイナスリフトなどの骨移植手術を行ってインプラントをする場合は5〜6回以上の手術回数と2年を超える治療期間がかかります

しかも、インプラントが入って仮の歯ができるまで約1年半くらいは総入れ歯(総義歯)での生活を余儀無くされます

・骨移植の場合は抗菌薬を内服する機会の増大による副作用の問題、耐性菌の問題、レントゲン撮影回数が増えるため被曝量の問題などいろいろな問題があります

4:ザイゴマインプラントは合併症が少ない

・サイナスリフトなどの骨移植手術をすると感染症、副鼻腔炎などのリスクが増大します

・骨移植後には入れ歯を入れることになりますからメスで切開した部位の傷口が開いてしまうこともあります

・移植手術直後から義歯で圧迫をすることになりますので移植した骨が固まらないことがあります(硬くならない)、移植して盛り上げたところが変形してしまいます

・義歯の調整を数えきれないほど何回もしなくてはいけません

・移植後、移植した骨が固まるまで何ヶ月か義歯を使っていくわけですので、移植した骨が減っていきます(インプラントヘッド周囲の骨が吸収される)

 

 

 

-院長
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