院長

ノーベルバイオケア社インプラントについて解説します

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東京都練馬区(江古田駅)にある、おざわクリニック(歯科・口腔外科、耳鼻咽喉科)です

おざわクリニックではインプラントの世界的リーディングカンパニーであるノーベルバイオケア社のインプラント製品を使用しています

新しい製品 Xeal(ジール)   TiUltra(タイウルトラ)について解説します

ノーベルバイオケア社が新たに開発した画期的な新しい表面性状です

TiUltra(タイウルトラ)がインプラント本体の表面性状

Xeal(ジール)がアバットメントの表面性状

いずれもチタンの表面に陽極酸化処理を施した表面性状です

今までのインプラントの表面にも陽極酸化処理はしていましたがより進化した表面性状となります

すなわち、硬(骨)組織・軟(歯肉)組織、両方の組織との結合を最適化した表面化学と表面形態をしています

Xeal(ジール)の表面はスムースかつ非多孔性のナノ構造を有する陽極酸化表面です

歯肉の付着が良好で、そのボリュウムが減りにくく、金色をしていますので歯茎が暗くならず審美的にも綺麗なアバットメントです(他社のインプラント製品にはありません)

TiUltra(タイウルトラ)はインプラントカラーの部分がXeal(ジール)と同じく、金色で、スムースかつ非多孔性のナノ構造を有する陽極酸化表面です

この部分は、炎症を起こしにくく、汚染された場合でも除染しやすい構造となっています

その部分の下方からインプラント先端にかけて徐々に表面の荒さが増していく構造になっており、骨との結合が最適化されています

このインプラントが優れている点として

1:他社のインプラントよりもチタンの酸化層が厚い

 この厚い酸化膜により酸性の口腔内の環境や歯磨き粉などに含まれるフッ素の影響を受けにくく安定した状態を保つことができます

 酸化被膜の厚さの比較

 ノーベルバイオケア社:約 10,000 nm

 他社インプラント        10 nm(メーカーにより異なります)

 これはインプラント表面の凸凹を作る際の加工の仕方に影響されています

 ノーベルバイオケアのインプラントは陽極酸化により凸凹を作っていますが、これによって酸化層が厚くなります

 ほとんどの他社の場合、チタンの表面を削って作っていますので酸化層が薄い

(チタンの表面は酸化不動態膜に被われることによって生体親和性があり、拒否反応が生じず生体に受け入れられます)

2:他社のインプラントよりも水酸基の量が多い

 接着性タンパクや成長因子を吸着しやすいためより早く骨結合が得られる

3:インプラント表面にリン酸基があるため血液中のCaイオンを吸着し骨の生成を促す

 (ほとんどの他社のインプラントにはリン酸基がない)

4:プロテクティブレイヤー

 Xeal(ジール)   TiUltra(タイウルトラ)共に表面にプロテクティブレイヤーが存在します

このプロテクティブレイヤーによってチタン表面が保護されるため患者さんの口腔内に入るまで超親水性が保たれます

(チタンインプラントは製造された直後が一番親水性がよく、プラスチックのパッケージに梱包されて出荷され、時間の経過と共にプラスチックのカーボンや大気中の物質の付着によりエイジング=老化していきます、つまり親水性が低下します

親水性が低下することは細胞親和性が低下することで細胞の付着、骨との結合、軟組織との結合が低下することです)

さらに、従来の陽極酸化表面性状を持ったノーベルバイオケアインプラントは他社製品よりも最も成功率が高い製品であるとのエビデンスがあります

おざわクリニックでは、このように優れた特性を持った、長期的にも信頼性のあるノーベルバイオケア社のインプラント製品を使用しています

-院長

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