静脈内鎮静法について
東京都練馬区 江古田(西武池袋線で池袋から7分)から徒歩2分にある おざわクリニック 歯科・口腔外科、耳鼻咽喉科です
当院は全国的にもかなり珍しい耳鼻科のある歯科クリニックです
静脈内鎮静法(セデーション)とは
鎮静剤を静脈に投与し、気分をリラックスさせ安全に治療を行う方法です。
治療中は麻酔担当医が全身の状況を常に監視しながら麻酔をコントロールします。
セデーションの場合、全身麻酔とは異なり意識が全くなくなる訳ではありませんが、使う薬剤に健忘効
果もあるので呼びかけに反応しているもの、治療中のことはあまり覚えていない、また治療時間がとて
も短く感じる患者さんが多くいらっしゃいます。
こんな方に是非お勧めしたいです!
・治療に対する恐怖感がある方
・今まで歯科治療中に気分不良になった方、血管迷走神経反射(※1詳細は下記に記載)を起こしたことがある方
できるだけリラックスして治療を受けたい方
・基礎疾患をお持ちの方(※2)
・嘔吐反射の強い方(※3)
・長時間の治療になる場合
・侵襲の大きな外科処置が必要な場合
セデーションは怖くない!
セデーションは自発呼吸が可能な状態ですので
全身麻酔とは違い人工呼吸や気管内挿管といった呼吸管理は必要ではありません。
ストレスや緊張による血圧の上昇が少なくなり、精神的•身体的に安定した状態で治療を受けられます。
入院の必要もほとんどありません。
効果の薄れる(なくなる)時間には個人差があるためしばらく安静にしてふらつきや幻暈、眠気が覚め
てから安全にご帰宅いただきますのでご安心を!
(※1)血管迷走神経反射:緊張やストレスなどで起きる、血圧の低下、脈拍の減少などのことです。一過性に意識を失う事もあります(失神)
(※2)基礎疾患:高血圧症、狭心症等の虚血性心疾患、パニック障害などの精神疾患、長期にわたるステロイド服用、脳血管疾患の既往、心筋症や弁膜症といった心臓疾患、甲状腺機能亢進症、糖尿病、精神発達地帯のある方
(※3)嘔吐反射の強い方(異常絞扼反射のある方):口腔内に器具が入るだけでも「おえっ」となる方
セデーションのながれ
- 事前の問診;既往歴、内服状況についてお聞きします(お薬手帳が大事です)
- 術前のお約束ごとの確認:絶飲食、内服の時間を守って来院お願いします
- 当日問題なければ点滴を確保して鎮静開始します
- 歯科治療、外科処置等行います
- 術後、ふらつき、吐き気、めまい等の副作用合併症や副作用のないことを確認してからご帰宅いただきます
上記に当てはまる方、詳しく聞いてみたいという方など、誰でもお気軽にご相談を!