インプラントの治療計画と設計について
東京都練馬区(江古田駅)にある、おざわクリニック(歯科・口腔外科、耳鼻咽喉科)です
インプラントの治療計画と設計についてお話しします
インプラント治療を行なっていくには口腔内全体の現状の把握とインプラント前に処置すべき治療があります
口腔内について
・口腔内の衛生状態(きちんと磨けているか、口腔内が不衛生な状態ではインプラント治療に重大な影響を及ぼします)
・歯周病の状態(歯周病が進んでいる方は歯周病の治療を先にしていかなければなりません。歯周病の治療を行わないでインプラントのを行うとインプラントの予後に影響を及ぼします。細菌が移っていきます)
・重度な虫歯(インプラント手術に影響をおよぼす大きく進行した虫歯は先に治療か応急処置の必要があります)
・挺出した歯(インプラントを入れる部位に対して相手の歯、つまりインプラントと噛み合う歯が伸びてしまっている場合、上の歯なら下に、下の歯なら上に移動してしまっている場合はインプラントの歯を入れる隙間がないためその隙間を作るために治療の必要があります)
・傾いてしまった歯(インプラントを入れる歯の隣の歯が傾いてしまっている場合はそれを治す必要があることがあります。補綴などの被せ物で処置する場合と、矯正治療で改善する場合があります。)
・骨の量が不足している場合、前もって骨造成手術(骨移植:GBR)をする場合があります
・噛み合わせが低くなりすぎている場合(咬合高径不足)は噛み合わせを高くする(咬合挙上)しなければならないことがあります
・インプラント専門クリニック:本当にインプラントしかやっていない医院さんの場合には上記のような治療をしない場合があります。後で不具合を生じることがありますのでよくご相談して下さい
全身状態について
基礎疾患については前もって治療しておくことが重要ですので必ず問診時にお知らせください
・高血圧、心疾患などの循環器疾患
・糖尿病
・肝臓疾患、腎疾患
・脳神経系の疾患
・呼吸器疾患
・リウマチ、膠原病など
・感染症にかかっている方
・喫煙はインプラントによくありません、禁煙外来を行なっているクリニックを受診していただき禁煙することが望ましいです
・その他