お知らせ
2022-7-13
ジルコニアオールセラミッククラウン(ジルコニアボンド)とフルジルコニアクラウンについて解説します
東京都練馬区 江古田駅にあるおざわクリニック 歯科・口腔外科、耳鼻咽喉科です
ジルコニアオールセラミッククラウン(ジルコニアボンド)とは
ジルコニアとはジルコニウムの酸化物で、強度および靭性に優れていて『人工のダイヤモンド』とも
言われています。しかし、ジルコニア単体では色調がある程度限定されており、個々の歯の色調は
完全に再現することは出来ません。
そこで強度の高いジルコニアの表面に、透明感があり歯の色調の再現性が高いセラミックを焼き付けることで審美性を良くした素材がジルコニアオールセラミッククラウン(ジルコニアボンド)です。
《メリット》
・院内の技工士が直接色調を見て製作するので審美性に優れており、様々な色調に対応できる。
・強度が高い。
・体になじみやすい。
・金属アレルギーにも対応できる。
・汚れがつきにくく、二次カリエス(再度虫歯)になりにくい。
・変色しない。
《デメリット》
・金属を使う場合より削る量がやや多い。
・割れたり欠ける事がある。
・保険が適用できない。(自費である)
フルジルコニアクラウンとは
フルジルコニアクラウンは冠全体に人工ダイヤモンドと言われるジルコニアを使用し製作します。
強度が金属と同等でありながら、内面に金属を使わないため歯茎が変色したり、歯肉のきわに金属が
見える事がありません。
色調はジルコニアボンドと比較すると多少制限されますが、天然歯に近い色調に合わせ再現できます。
強度や耐久性に優れているので、審美性が求められる前歯より奥歯を白くしたい方に適しています。
《メリット》
・強度が高く、欠けたり割れたりしにくい。
・金属アレルギーに対応できる。
・体になじみやすい。
・汚れがつきにくく、二次カリエス(再度虫歯)になりにくい。
・色調は歯の色に近く、変色しない。
《デメリット》
・ジルコニアボンドと比べると、白さがやや不自然。
・硬いので噛み合わせる相手の歯を傷める場合がある。
・保険が適用できない。(自費である)