院長
2018-9-9
全身と口腔・腸内環境
全身と口腔・腸内環境の臨床についてセミナーに参加しました (9/2 日曜日)
マイクロバイオーム
人体には人体を構成する細胞の10倍もの細菌が存在し、複雑な生態系を構成している
細菌が人を作っている ヒトの細菌数:約60兆個、ヒトの細菌数:数百兆個
人体は細菌の食料庫となている
細菌はヒトの身体と一体を成し個性を演出している
細菌の状態がヒトの健康とココロ、精神の状態にも影響を与えている
細菌が人をコントロールしているとも
口腔の細菌である歯周病原菌が動脈硬化、糖尿病、関節リウマチ、バージャー病、肥満、脂肪肝、がん、を引き起こしているだけでなく、腸内細菌叢のバランスを崩し、腸管壁の透過性の亢進(リーキーガット=腸の粘膜に穴が空いた状態)、異物(菌・ウイルス・たんぱく質、有害金属など)、細菌の内毒素が血中に入り込み全身に様々な影響を及ぼす
また、本来腸から出ていってはダメな物質が漏れ出している
お口の環境、歯周病と腸、全身との関連が重要であることを再認識するセミナーでした