GBR(Guided Bone Regeneration)/骨誘導再生法

歯を失った後などは、歯槽骨や顎の骨が欠損したり痩せたりしています。その状態のままでインプラントを埋入すると骨からインプラントのボディーが露出してしまいます。
痩せた顎の骨の幅を厚くしたり、高さを増加させたりする造骨術の一つです。
自家骨あるいは骨補填材(人工骨など)を移植して、メンブレン(膜)でカバーします。
このメンブレンでカバーされた内部に骨が誘導され、再生されます。
このメンブレンがないと発育スピードが速い歯肉の細胞が増殖して骨芽細胞が増殖しません。
つまり、歯肉などの細胞の発育をメンブレンでブロックして内部の骨芽細胞の発育を誘導し骨を誘導・再生します。
移植した骨補填材は動かないようにメンブレンでカバーした後、固定用のピンやスクリュウー、あるいは、縫合糸で固定します。
メンブレン(膜)は吸収性の膜(コラーゲンメンブレン)を使用しますので溶けてなくなります。
メンブレンの内部で骨が再生され硬くなったら歯を作る作業に移ります。骨が硬くなるにはその方の欠損の状態にもよりますが、およそ、半年前後かかります。
メンテナンスと定期検診 / インプラント手術風景

インプラントで治療した部分に限らず、口の中を衛生的に保つ必要があります。
インプラント以外の歯(ご自分の歯)に歯周病がある場合には、インプラントの周囲にも歯周病原菌が移っていきますので厳重に管理することが大事です。
3〜4カ月に1回の定期検査を受けて、インプラントの周りの歯肉の状態、歯(上部構造)の状態、噛み合わせをチェックします。特に、インプラント周囲の粘膜の状態は特に重要です。インプラントを長期に使用していくにはインプラント周囲炎にならないように予防していくことが最も重要なのです。
院長紹介
院長:小澤 俊文


インディアナ大学インプラント科客員講師

日本口腔インプラント学会認証状

ドイツ口腔インプラント学会
インプラントスペシャリスト医

国際口腔インプラント学会認定医

国際口腔インプラント学会指導医

ドイツ口腔インプラント学会認定
インプラントエキスパート医